男女問わずに美意識が高まりつつある昨今では、審美歯科がより求められるようになっています。歯科医院様や歯科技工所様でも、美しいクラウンはますます必要とされているのではないでしょうか。こちらでは、美しいクラウン制作を可能にする素材として注目されている、ジルコニアについてご紹介します。
ジルコニアクラウンは、ジルコニアという素材を使用して作られています。ジルコニアは、鉱物の一種であるジルコニウムという成分が酸化することによってできます。融点が約2700度、沸点が約4300度と大変高いため、耐熱性に優れていることが特徴です。結晶構造は様々に相転移し、その違いにより用途が変わります。
ジルコニアは、主にジルコンやバッデレイ石といった形で産出されています。ジルコンは、カンボジア、ナイジェリア、スリランカといった地方で産出されており、バッデレイ石もブラジル、オーストラリア、スリランカなどで多く産出されています。硬度は6〜7程度で、中程度の硬さを持っています。
ジルコニアを含む、ジルコンやバッデレイ石は歴史の古い鉱物で、古代インドの詩人が書いたとされる物語や聖書にも登場しています。様々な用途で活用されており、単結晶構造のものはその輝きの美しさからダイヤモンドの代用品として重宝されています。パワーストーンアクセサリーを扱っている店舗でも見かける石であり、ジルコンやバッデレイ石自体も価値が決して低くはない宝石です。多結晶構造のものは、耐火物や研磨剤、ファインセラミックとしてクラウンの材料などに使用されています。
ツヤデンタルでは、京都でジルコニアクラウン・フレーム・インレーなどの歯科技工製作代行を承っております。メリットの多い、ジルコニアを使用した歯科技工所をお探しでしたら、お気軽にお見積りください。